このシリーズは、タイトル通り、セクシーをテーマにしたマーケティングですので、もしも、嫌悪を感じる可能性があるようでしたら、ご覧にならないようオススメします。
[目次]
1.セクシーに売ればスグ売れる[1]セクシーな女性を見た男性の反応
(いま御覧のページ)
https://0gasawara.blogspot.com/2015/03/1.html
2.すぐに売りたいのならセクシーに売れ[2]作業着のセクシーCM
https://0gasawara.blogspot.com/2000/04/2.html
3.セクシーな売り方はビジネスでも使える[3]セクシー路線は話題沸騰
https://0gasawara.blogspot.com/2015/02/2.html
セクシーに売ればスグ売れる[1]セクシーな女性を見た男性の反応から続く。
インターネットで女性下着を通販しているニッカーピッカー
http://www.knickerpicker.com/dressing-room.asp
には、月に100万人もの訪問者が訪れるそうです。
もちろん、決してセクシーを狙っているのではなく、ドレッシング・ルームという位置づけ。
サイトを訪問してみれば分りますが、選んだ下着をモデルの女性に着せて、ターンさせてみたり、クローズアップさせて見ることができます。
着せ替えという、日本では古くからある子供の遊びを、大人の遊びにしてしまったところが斬新ですね。下着を選ぶことも、モデルを選ぶこともできます。
モデルを変えられるのは、買物客の体型に合ったモデルを選べるように…との配慮でしょうが、男性客のスケベ心を刺激する目的があるのかも知れません。
なぜなら、男性がプレゼント用に購入しているらしいのです。
つまり、配偶者や交際相手へ着せたい下着を、モデル女性で着せ替えて楽しみながら選んでいるということ。
選ばれれば、売れる。付加価値マーケティングの選択論です。実際、サイトには
「下着を買って下さい」
などと一言も書いていませんが、楽しみながら選ぶ人たちが月に100万人も訪れ、楽しみながら選んでいるのは事実です。
セクシーは、男性向けの商品だけに向くのではなく、女性向けの商品にも向く証拠。
男性が、プレゼント用に買うようにすればよい
のです。それには、着せ替えという、昔から子供の遊びだったゲーム性を取り入れるということは、ヒントは温故知新にあるようですよ。次なる事例は強烈!
「セクシー系は、もうたくさん!」
という方は、ここでやめておくようオススメします(笑)
それほどセンセーショナルなCMです。気持ちの準備は宜しいですか?
さて…、建築現場や、工事現場の作業員が着ている作業着や、安全靴といえば、飾り気がなくて、ちっともお洒落じゃなくて、荒々しくて、武骨なイメージがあるでしょう。
ホコリっぽいとか、油くさいとか、汗臭いとか、泥まみれといった肉体労働のイメージが湧くかも知れません。
では、作業着や安全靴を製造・販売しているスクラッフズをご存知でしょうか?
scruffという社名は、おそらく、汚らしい人という意味でしょう。社名からして、インパクトのある社名です。日本の企業名に直すと
「株式会社 汚らしい人」
ですからね。
この会社のCMは、世界三大広告賞の一つといわれるカンヌ国際広告祭で、2度も、広告賞を受賞しています。
これは、世界最高峰の広告であると評価されたも同然。
しかも、2回も。
世界最高峰といっても、決して堅苦しいCMではなく、とにかくユニークで、セクシー過ぎ。
セクシーの度を通り越すほどのCMです。
商品を、ちゃんと、ストップモーションで紹介しているところがユニークですね(笑)
この映像はYoutubeですが、書き込みコメントも面白いので、併せて御覧ください。
作業着の販売とは、まったく無縁なセクシー
が大成功をおさめた実例です。書き込みコメントといえば、このCMの冒頭に出演している女性は、現役の英語の教師で、教師になる前の女優時代に撮ったフィルムだそうです。
このCMが、Youtubeにアップされたことで、生徒たちの噂になり、保護者や学校の知るところとなり、彼女は停職処分になったそうです。
女優時代に撮影したとはいえ、現職の教師が出演しているCMにしては刺激が強すぎると、地元・英国では賛否両論が巻き起こったそうです。
最後に、もう一つ事例を。
http://tinyurl.com/jnpe57o
近年の米国で、売上が落ち込んでいたカフェのスタッフ達が、男女ともにトップレスになったところ、たちまち千客万来で、大繁盛になったそうです。
男女ともに…というところも凄いのですが、上半身を晒すスタッフの商魂も凄い。
もしかしたら、そのために採用したスタッフか、外部スタッフの可能性もあります。
これが日本でしたら、風俗営業の許可が必要かも知れませんね。ということは!
風俗店を繁盛させたかったら、販売促進事業
を興せば良いかも知れませんよ?お色気たっぷりの販売スタッフは要りませんか?
と。
セクシーに売るのはビジネスでも使える[3]セクシー路線は話題沸騰
へ続く