
1.相場は1回2時間10万円
経営コンサルティングの料金は、一回二時間の相談で、十万円が相場のようです。時給にすると、5万円(平均クラス)で、トップクラスは、2倍の1時間10万円。中小企業診断士も、1時間あたり、10万円換算だそうです。
単価はコンサルタントの力量により@\20,000~
単価は、コンサルタントのレベルにより、時給換算にして2万円~青天井です(5万円前後が最多=シニアよりも若手のほうが人数は多い)ので、- アシスタントならば、2時間で5万
- ミドルクラスならば、2時間で10万
- ベテランならば、2時間で20万
- 短期契約か、長期(顧問料)契約か、
- フリーか、サラリーマンか、会社経営者か、
- 一対一の相談か、チーム制か、
- 内容は、講演か、研修か、会議か、
- セミナー専門のコンサルタントか、実務に強いコンサルタントか
- コーチング型のコンサルティングか、プロジェクト型か(外資や大手に多い)
- 大規模な、あるいは、難易度が高い、専任が必要なコンサルティングか、
- 現役のコンサルティング料金か、前職の(大企業や団体にいた)肩書きを利用した、年金生活者の余技としてのコンサルティング料金か、
- 中小企業診断士か、会計士か、社労士か、税理士か、無資格か(経営コンサルタントに資格は必要ありません)
- 専門分野は何か(人事、財務、技術、法務、資金、マーケティング、営業、労務、経営管理、ビジネス全般、ISO)
- コンサルタントの肩書きで、サービスや商品を勧めている、売っているセールスマンか
1人あたり、月1回、2時間、10万円
が一般的な設定になります。目安ではなく、業種業態別、あるいは、個別具体的な金額が知りたい場合は、一件一件、見積もるとよいでしょう。近頃では、ホームページに、料金表を載せているコンサルティング会社が増えました(この記事を書くために調査した時点は少数でしたが)2.例としての比較表
わかりやすく比べやすいよう、一部の実例を表にまとめますと、例/1回あたり2時間以内 | 初回の診断料 | 毎月の相談料 | |
10人前後のコンサルティング会社の例 | 100万円 | 訪問の場合は30万円(プラス、交通費、宿泊費、食費) | 来社の場合は10万円から |
プロジェクト型のコンサルティングの例 | 1,000万円 | たとえば、数人専任で、年間1億円 | |
年金生活(大組織引退)コンサルタントの例 | 0円 | 1万~9万円 | |
フリーのコンサルタントの例 | 50万円 | 20万円から | |
顧問契約の例 | 0円 | 10万円から |
- 「時給で計算できるものではない」とか
- 「比較がおかしい」
- 「できない」「おかしい」
- 「ダメだ」「違う」
【例外:成功報酬】
報酬が%で決まったり、大きな金額が動きやすい成功報酬ですと、時間や日数は無関係とはいえ、成果が出るまで無料とは意味合いが異なり、営業経費の名目で、毎月(数万~数十万)請求があったり、実務に伴う諸経費が加算されたり、保証金を先払いする等の実費が発生するコンサルティング会社もあります。こうした契約は、個別に見積もる外ないようです。3.コンサルタントの対価は、安いのか?高いのか?
ざっくり、2時間10万円のコンサルティング料金は、安いのか?高いのか?検証してみましょう。3-1.従業員の給与と比較してみる
コンサルタントに何をやってもらうべく幾ら支払うか?によります。社員には、給料の他にも、- 社会保険
- 厚生年金
- 通勤交通費
- 文具やパソコン等の消耗品費
- 通信費
- 荷物運びや、データ入力を、1ヵ月間、毎日やってもらって、20万円を払うのと、
- コンサルタントへ1ヵ月2回(4時間)、専門分野について、相談するのと、
3-2.雇用のリスクなし
雇用にリスクは付きものですが、外部のコンサルタントならば、雇用のリスクがありませんから、外注したほうが、人事リスクを回避できます。現行法では、形式上、社員を解雇できませんので(整理解雇の四要件)、解雇は、モメる原因になりかねません(ただし、首切り法が成立すれば、補償金と引き換えに、解雇できるようになります)が、その点、コンサルタントへ依頼すれば、人材を補強しなくても、強化したいところだけ増強
することが可能。専門分野の知識や、経験則を取り入れることができますし、契約の解除も可能です(やっかいな怨恨を残さずに、金銭で解決できます)3-3.経験という無形物の価格がコンサルティング料金
社内にノウハウが無ければ、担当者を付けて習得させ、育成するのもよいでしょうし、法務でしたら弁護士を雇用する等で補うこともできますが、経験だけは、長い年月が必要です。コンサルタントには、知識のみならず、経験があります。経験則は、理論に一致します(大数の法則)その無形物を得た年月を売っているのがコンサルタント。その価値が、コンサルティング料金です。
3-4.依頼する前に、気をつけたい、コンサルタントの人格
コンサルティングの価格と、質にバラつきがあるのは、経験・知識・能力が、人によってバラバラなので、- 効果的なプランを授けてくれるコンサルタントもいれば、
- 祖述(学問の受け売り)が得意なコンサルタントもいれば、
- 悪いところを指摘するだけのコンサルタントもいて、
コンサルタントの人間性で判断
するのが一番かも知れません。たとえば、- ポジティブなコンサルタントからは、明るくて前向きなアドバイスが、
- ネガティブなコンサルタントからは、暗くて後ろ向きなアドバイスが、
だめ出ししかできないコンサルタント
には、お気をつけあれ。あなたも否定されるだけですよ?下の本に書かれてあるように、結果を左右するのは、どういう人となりのコンサルタントか?が世界共通なようですから、レビューを御覧になるだけでも、かなり参考になるでしょう(星★4.4)

「コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする。申し訳ない、御社をつぶしたのは私です」amazonレビュー数109件
4.結論。重要なのは料金よりもコンサルティングの実力
経営コンサルティングの相談料が、月10~20万円前後でしたら、金額面でも、雇用面でも、 アルバイトを雇うのと変わりありません。よって、経営リスクの本質は、コンサルタントという名のアルバイト
に何してもらいますか?ということで、問題は、費用よりも、コンサルティングの能力、人間性と結論づけていいでしょう。㎰.
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