AIDA(あいーだ)の法則とは
- Attention(注目)…商品を知る
- Interest(興味)…もっと知りたいと思う
- Desire(欲求)…欲しくなる
このプロセスに従って、人は買い物することを、米国の広告専門家セント・エルモ・ルイスさんが1898年に唱えました。
日本は明治時代。早稲田大学の初代総長・大隈重信が内閣を組閣した年。100年以上も前のことです。これに後年、
4.Action(行動)…買う
を付けて四段階の“アイーダ法則”が完成しました。最後のAction(行動)が、購入や契約にあたります。
- Attention(注目)…商品を知る
- Interest(興味)…もっと知りたいと思う
- Desire(欲求)…欲しくなる
- Action(行動)…買う
AIDA(アイーダ)出来上がり。
古くてシンプルながら、お客様の行動や、心理を、見事に表現しているので、今でも、AIDAを教え説く専門家は多く、まれに、マーケティングの現場でも使われます。
「まれに」とは、「アイーダの法則に基づいて云々」などと、わざわざ言い交すまでもないため(※後述→AIDAの使用例)
AIDAの読み方
AIDAは“アイーダ”と読みます。“アイダ”と読む人もいますが自由です。
イタリアのオペラ王ベルディが作ったAIDAは、アイーダと発音します。
アイーダ・トランペットという楽器もあります。
サッカーの応援歌(凱旋行進曲)として聞いたことがあるかも知れません。
(6分あたり。音が出ます)
アメリカのルイスさんが話していたであろう「英語」の発音では、“ai”をエイと読みますので、もしかしたら“エイダ”や“エイーダ”と言っていたかも知れません。
マーケティングの発音が「マーケリン」になるようなものですね。
要は、発音の違い。
アイーダの派生形
AIDAの派生形として
- AIDMA(アイドマ)
- AIDAS(アイダス)
- AIDCA(アイドカ)
- AIDCAS(アイドカス)
があります。MはMemory(記憶)、CはConviction(確信)、SはSatisfaction(満足)です。
AIDMA(アイドマ)
ですと、
- 知って
- 興味を持って
- 欲しいと思って
- 商品を記憶して(ここがアイドマの特徴)
- 買う
という五段階になります。これが
AIDAS(アイダス)
ですと、最後はSatisfaction(満足)になり、
- 知って
- 興味を持って
- 欲しくなって
- 買って
- 満足する(ここがアイダスの特徴)
という流れになります。これが、
AIDCAS(アイドカス)
ですと、四段階目にConviction(確信)が入り、Satisfaction(満足)で終わるため、
- 知って
- 興味を持って
- 欲しくなって
- 購入に値すると確信して(ここがアイドカスの特徴)
- 買って
- 満足する(ここもアイドカスの特徴)
との六段階になります。
AIDAの使用例
※ よくありがちな通販サイトを想像してみて下さい
- 商品名や写真がドーンとあって
- あれやこれや細かい説明があって
- 今だけタイムセール中! 等の特典(欲しいと思わせる販促)があって
- 申込フォーム
- Attention(注目)→写真と商品名
- Interest(興味)→解説
- Desire(欲求)→タイムセール
- Action(行動)→申し込みフォーム
アイーダの下の付く日本語
- アイーダ原理とも、
- AIDAモデルとも、
- アイーダ理論とも、
- AIDAフレームワークとも、
- AIDAルール