マーケティング調査はコミュニケーション[3/3]人を探し出せ

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マーケティング調査はコミュニケーション[3/3]人を探し出せ

マーケティング調査はコミュニケーション[3/3]人を探し出せ

どうしても映像を必要とする場合は、インタビュアー(インタビューする人)がカメラへ向かい、インタビュイイー(インタビューを受ける人)がカメラに背を向けた状態で、

「取材風景を背中の方から撮らせてもらえますか?もちろん、顔は映りませんので、ご安心ください」

と依頼すれば許可を得やすかったですね。 この方法にたどり着くまで、どれだけ怪しい目で見られたことか(苦笑)

以上のように、リサーチで最も難しいのは、聞き出す技術よりも先に、

聞きたい情報を持っている人を探し出す

こと。そこへ当たれば、半ば、リサーチが終わったようなものです。

また、その人と、どう接するかが、これがまた難しい。

相手あってのリサーチですから、雰囲気ひとつで回答が180度変わる場合さえあります。人は感情の生き物ですから。

とくに、グルイン(グループ・インタビュー)で実感しましたが、その雰囲気作りに最も神経を使います。バラエティ番組のMCになるようなものです。

もし、あなたが、リサーチを始めるなら、聞き出す技術を研鑽するよりも先ず、対象となる人をどうやって集めるか(アンケートならば有効な回答を集めるか)計画と環境づくりを練って下さい。


わかりやすく、あなたが御覧のインターネットを例に取りましょう。

メルマガを発行していれば、メルマガを使ってリサーチできます。
アンケート画面へリンクを貼ることも可能です。

ということは、インターネットでリサーチしたいと考えるならば、メルマガを発行しておく(会員組織を作っておく)こと。少なくとも、メルマガ未発行よりは有利になります。

また、Webサイト上にアンケートを公開しておくなどして、意見を聞けるような環境を整えておくこと。
もちろん、回答しやすいようにしておかなければ不親切になります。

以下は余談ですが、以前、あるBtoC製品のメーカーのホームページのアンケートに、

「今回、リニューアルした当社の製品は、リニューアル前に比べ、何%くらい売上が伸びると思いますか?」

との設問があったのには驚きました。具体的な数字を一般の不特定多数へ訊ねているのです。

どのような意図で作った質問か分かりませんが、そんなの、答えられるワケありませんよね(笑)

答えにくいものを答えさせようとすると、仕方なく、テキトーな答えが返ってきます。

当然、リサーチの結果に大きな誤差が生じます。リサーチした意味がなくなります。

その質問を公開している某有名メーカーの意図や如何に?と思ったWebアンケートでした。

まとめると、買う見込み度の高い擬似客を探し出すのが新規営業のポイントであるのと同様に、リサーチも、知りたい情報を教えてくれる人を探し出すのがポイント。

新規営業活動と、調査活動は、まったく同じと理解していいでしょう。

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