広報と広告・販促・販売の違いは利得の有る無しで考えば分かりやすい

マーケティング

よく「広報と、広告・販促・販売の違いが分からない」と訊ねられます。違いは明白で、

人の行動を利得で促すのが、広告・販促・販売

です。行動とは?
  • 広告…知ったので動く
  • 販促…得だから動く
  • 販売…買う
です。利害の「利」です。ここで間違いやすいのが、

広報と広告・販促・販売の違い

です。売り臭が最も強い販促で、挨拶状(年賀状や暑中見舞い)といった、ご挨拶に言寄せて売り込んだところで、効果は薄いのは、ご存じの通り。

なぜなら、利で動かすチラシや販促ハガキ(DM)には、

どんな利得が載っているか?

が最大の関心事になるからです。挨拶は、二の次。それ(利)に、魅力があればあるほど、販促(DM)は奏功します。

ぶっちゃけ「何くれんの?」ということです。社交辞令なんか、三の次。

挨拶が二の次ですから、販促の場合、暑中見舞いを、義理事に言寄せることはできても、効果薄なのは、前述の通り。

挨拶に(チラシ等の販促物の)スペースを割くくらいなら「利」にスペースを割いたほうが反応あります。

人間、誰しも、欲に目がくらみますので。
一方の広報は、

人の心を動かす義の伝達

です。義とは、義理人情の「義」です。
  • 条理。正しい道
  • 道理にかなったこと
  • 人道に従うこと
  • 利害を捨て条理に従うこと
そうした「義」ですから、年賀状や暑中見舞い等の挨拶状という義理事に言寄せることができます。

利害を捨てて条理に従うのが広報

ですから、広告・販促・販売と一緒にできません。プロモーションの中で、

広報のみ、利が目的にあらず

で、広報の場合、挨拶状(年賀状や暑中見舞い)を、季節の挨拶などといった義理事に言寄せて接触しますので、販促とは異なり、利得の話柄は禁物です。

広報と広告・販促・販売の違いは、利や得の有る無しで考えば、分かりやすいと思いませんか?

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