経営コンサルタントへ経営相談を依頼すると良い三つのメリット

コンサルタントへ依頼する前に

コンサルタントへ経営相談を依頼すると良い三つのメリットは
  1. お客さんの立場で考えるため
  2. 集中して考える時間を無理やり確保するため
  3. 社内では解決できない問題を解決するため
です。まず一番目の

お客さんの立場で考えるため

は、社員ですと、自社や、業界の視点で、主観的に考えがちですが、外部のコンサルタントならば、客観的に考えるの適しています。次の、

集中して考える時間を確保するため

は、忙しい人ほど、お分かりになるでしょう。毎日の仕事に忙殺されて、時間がなくなると、常日頃から、
「○○について、じっくり考えなくちゃ」
と思っているテーマを、念入りに考える時間が無くなってしまいます。ゆっくりと腰をすえて考えるには

無理やり、まとまった時間を作る

他ありません。そうしなければ、日々の仕事に流されて、どんどん後回しになっていきます。特に
  • 売上を伸ばすには、どうしたらいいんだろう?
  • いい人材を採用して、育てるには、どうしたらいいんだろう?
  • 経営理念や企業理念を作らなくちゃ
といった、抽象的かつ長期的な経営戦略ほど、後回しになりがちです。これが、
  • 儲かった利益を、どうしよう?→(ならば)→税理士さんへ相談すればいい話ですし、
  • 運転資金を、どうしよう?→(ならば)→銀行や商工会へ相談すればいい話です
から、相談相手が明確で、すぐに動き出せますが、社是や営業戦略や企業ブランド等の、

抽象的で長期的な経営戦略は、誰に相談すればいいか分かりにくい

ため、とりあえず、
  • 税理士さんへ相談するか……
  • 商工会から誰か紹介してもらうか……
に落ち着きがちですが、そんな安易に決めて良いかどうかの判断は、この記事の他のカテゴリを御覧になれば、大体お分かりになると思います。
まとまった時間を作るには、まとまった時間を確保する他ありませんし、それには、経営相談できる相手(専門知識を持ったコンサルタント)と、月に1~2回、

会う時間を約束しておく

と良いでしょう。時間を作っておくのです。プロと時間を約束することで、まとまった時間を確保でき、「深く考えなくちゃ…」と思っていても手付かずだった経営問題を、解決できるようになります(ただし、相談先の能力によりけりですが)。
三つ目の

社内では解決できない問題を解決するため

が最大のメリットでしょう。社内だけでは、どうしても、社員(自社内)や、取引先(業界)を意見をもとに考えがちですから、解決策も、
  • 主観的(我々の立場としては、これが都合いい)
  • 慣習的(昔から、みんな、こういうものなんだ)
に偏りがち。たとえば、Aという商品を売りたいとすると、どうしても商品を売る立場で考えてしまい、買う(お客さんの)立場では考えにくいもの。

お金を払って買ってくれるのは、社員ではなく、お客様

なのに、どうして、顧客の立場を無視して売れましょう?このように、自己中心に陥らないようにするには、社外のプロの見立てが役立ちます。あなたの会社のみならず、

業界も然り

で、どうしても、業界の慣習に則って考えますから、自分たちが存在する業界にとって当たり前なことを考えます。たとえ、それが、顧客にとっての非常識であっても(これが最も手強い業界もあります)。いわずもがな、業界の枠の中にいては、画期的な発想など生まれませんし、大きな飛躍も望めません。業界の枠から離れて考えるには、知見が豊富な、業界外のプロの視点が役立ちます。さらに、

井の中の蛙にならないため

です。社内で考えていると、社内の体勢(自分たちにとって都合の良い意見)に流されがちです。しかし、他にも企業は380万社ありますから、他のやり方や、常識もあります。
その中には、社内で考えているぶんには、思いもよらなかった方法論や、他社の事例があります。そうした外の風を、社外にいるコンサルタントが、社内へ吹き込ませてくれます。余談ですが、

業者のいいなりにならないため

というメリットもあります。ホームページやパンフレットを作るとき、その道のプロに任せてしまう危険性があります。なぜなら、こちとらシロウトだからです。

なぜプロに任せては危険なのか?

プロは、プロの視点で考えます。WEB制作なら、サイトを作ることのみ考えます。当たり前のように聞こえますが、そこに、

経営戦略という広く高い視点が欠落する危険性

があります。たとえば、商品Aについて、ホームページを作るとしましょう。プロに任せれば、素晴らしいサイトを作ってくれます。しかし、よくよく考えてみれば、商品Aのホームページを作れば売れるのでしょうか?ホームページを作るだけで売れる商品なんて、そう滅多あるもんじゃありません、もしかしたら、

商品Aの商品戦略を、再構築するほうが先

かも知れません。士業の先生方に多い傾向で、隣の先生も同じバッジをつけていますから、

「わたしは弁護士です。わたしは税理士です。わたしは弁理士です」

とアピールしたところで、

「わたしも弁護士です。わたしも税理士です。わたしも弁理士です」

と、顧客にとっての選択肢は、他にも沢山ありますし、SEOやPPCに多額の費用をかけている事務所もありますから、

サイトを作るだけで売れるなんて甘い話

は絶対ありません。個人に置き換えれば、不動産鑑定士を仲介せずに、建築業者から一戸建てを購入して、後で欠陥住宅と知って、泣き寝入りするようなものです。中には、

優れたクリエイターやプランナーもいます

が、そうした優秀な発注先は、それ相応の予算を用意できなければ、知恵を貸してくれません。一部のコンサルタントの中には(たとえばマーケティング・コンサルタントですと)、マーケティング・マイオピアすら解説できずに、マーケティング・コンサルタントを名乗っている人達が大勢いるのも事実ですから、
  • 手近で済まそう(知り合い等から紹介してもらおう)
  • 一円も払わずに、知識や経験や知恵を教えてもらおう
と安易に済まそうとすると、「安かろう悪かろう」に当たるか、「ダタより高いものは無し」に当たる危険性があることだけは、あらかじめ御承知おき下さい。はずれクジを引いたと分ってからでは、
  • 紹介してもらった手前、断りにくいものですし、
  • 無料には限界があります
ので。それくらい、実力(独自の強みや、ライバルとの違い)なくして、コンサルタントを名乗る人物が多い世界です。くれぐれも騙されぬようオススメします(続く)

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