- お客さんの立場で考えるため
- 集中して考える時間を無理やり確保するため
- 社内では解決できない問題を解決するため
お客さんの立場で考えるため
は、社員ですと、自社や、業界の視点で、主観的に考えがちですが、外部のコンサルタントならば、客観的に考えるの適しています。次の、集中して考える時間を確保するため
は、忙しい人ほど、お分かりになるでしょう。毎日の仕事に忙殺されて、時間がなくなると、常日頃から、「○○について、じっくり考えなくちゃ」
と思っているテーマを、念入りに考える時間が無くなってしまいます。ゆっくりと腰をすえて考えるには
無理やり、まとまった時間を作る
他ありません。そうしなければ、日々の仕事に流されて、どんどん後回しになっていきます。特に- 売上を伸ばすには、どうしたらいいんだろう?
- いい人材を採用して、育てるには、どうしたらいいんだろう?
- 経営理念や企業理念を作らなくちゃ
- 儲かった利益を、どうしよう?→(ならば)→税理士さんへ相談すればいい話ですし、
- 運転資金を、どうしよう?→(ならば)→銀行や商工会へ相談すればいい話です
抽象的で長期的な経営戦略は、誰に相談すればいいか分かりにくい
ため、とりあえず、- 税理士さんへ相談するか……
- 商工会から誰か紹介してもらうか……
まとまった時間を作るには、まとまった時間を確保する他ありませんし、それには、経営相談できる相手(専門知識を持ったコンサルタント)と、月に1~2回、
会う時間を約束しておく
と良いでしょう。時間を作っておくのです。プロと時間を約束することで、まとまった時間を確保でき、「深く考えなくちゃ…」と思っていても手付かずだった経営問題を、解決できるようになります(ただし、相談先の能力によりけりですが)。三つ目の
社内では解決できない問題を解決するため
が最大のメリットでしょう。社内だけでは、どうしても、社員(自社内)や、取引先(業界)を意見をもとに考えがちですから、解決策も、- 主観的(我々の立場としては、これが都合いい)
- 慣習的(昔から、みんな、こういうものなんだ)
お金を払って買ってくれるのは、社員ではなく、お客様
なのに、どうして、顧客の立場を無視して売れましょう?このように、自己中心に陥らないようにするには、社外のプロの見立てが役立ちます。あなたの会社のみならず、業界も然り
で、どうしても、業界の慣習に則って考えますから、自分たちが存在する業界にとって当たり前なことを考えます。たとえ、それが、顧客にとっての非常識であっても(これが最も手強い業界もあります)。いわずもがな、業界の枠の中にいては、画期的な発想など生まれませんし、大きな飛躍も望めません。業界の枠から離れて考えるには、知見が豊富な、業界外のプロの視点が役立ちます。さらに、井の中の蛙にならないため
です。社内で考えていると、社内の体勢(自分たちにとって都合の良い意見)に流されがちです。しかし、他にも企業は380万社ありますから、他のやり方や、常識もあります。その中には、社内で考えているぶんには、思いもよらなかった方法論や、他社の事例があります。そうした外の風を、社外にいるコンサルタントが、社内へ吹き込ませてくれます。余談ですが、
業者のいいなりにならないため
というメリットもあります。ホームページやパンフレットを作るとき、その道のプロに任せてしまう危険性があります。なぜなら、こちとらシロウトだからです。なぜプロに任せては危険なのか?
プロは、プロの視点で考えます。WEB制作なら、サイトを作ることのみ考えます。当たり前のように聞こえますが、そこに、経営戦略という広く高い視点が欠落する危険性
があります。たとえば、商品Aについて、ホームページを作るとしましょう。プロに任せれば、素晴らしいサイトを作ってくれます。しかし、よくよく考えてみれば、商品Aのホームページを作れば売れるのでしょうか?ホームページを作るだけで売れる商品なんて、そう滅多あるもんじゃありません、もしかしたら、商品Aの商品戦略を、再構築するほうが先
かも知れません。士業の先生方に多い傾向で、隣の先生も同じバッジをつけていますから、「わたしは弁護士です。わたしは税理士です。わたしは弁理士です」
とアピールしたところで、「わたしも弁護士です。わたしも税理士です。わたしも弁理士です」
と、顧客にとっての選択肢は、他にも沢山ありますし、SEOやPPCに多額の費用をかけている事務所もありますから、サイトを作るだけで売れるなんて甘い話
は絶対ありません。個人に置き換えれば、不動産鑑定士を仲介せずに、建築業者から一戸建てを購入して、後で欠陥住宅と知って、泣き寝入りするようなものです。中には、優れたクリエイターやプランナーもいます
が、そうした優秀な発注先は、それ相応の予算を用意できなければ、知恵を貸してくれません。一部のコンサルタントの中には(たとえばマーケティング・コンサルタントですと)、マーケティング・マイオピアすら解説できずに、マーケティング・コンサルタントを名乗っている人達が大勢いるのも事実ですから、- 手近で済まそう(知り合い等から紹介してもらおう)
- 一円も払わずに、知識や経験や知恵を教えてもらおう
- 紹介してもらった手前、断りにくいものですし、
- 無料には限界があります