ブランド等その他のマーケティング用語集

マーケティング

ブランド brand

もともとは、畜産農家が、家畜に押した、焼印のこと。 それが、家畜の所有者を表すとともに、家畜の品質をも表す商標にもなり、所有権と品質保証の意味を併せもつようになった。 質の高さは、金額の高さに比例し、金額の高さは、高級イメージになり、現在のブランドの意味に至る。

コ・ブランディング co-branding

ブランド提携。 一つの製品に2つ以上のブランドを用いること。たとえば、住友とVISAが提携した住友VISAカード。

ブランド・エクイティ brand equity

ブランドが持つ無形資産のこと。 たとえば、ルイヴィトンのデザイン(LとVのモノグラム)、ネームバリュー(知名度)、イメージ、ロゴマーク等。

ブランドカニバライズ cannibalize

直訳すると、共食い。 自社ブランド製品が、他の自社ブランド製品の売上や利益を侵食すること。ブランドの弱体化に繋がる。

ブランド・ヒエラルキー brand hierarchy

企業名のコーポレート・ブランドの下に製品ブランドがあり、その下にファミリーブランドがあるように、ブランドを階層化すること。

ブランディング branding

ブランド化。 製品や企業の価値を高め、優位性や差異性を明確にし、自社製品を高額で購入してもらえるように図る企業活動のこと(高級品マーケティングとほぼ同義)

ブランド認知 brand awareness

ブランドの認知率(%)と、ブランド想起率(%) 想起(思い出す)には、第一想起、純粋想起、助成想起がある。

マスター・ブランド master brand

統一されたブランド。

たとえば、トヨタ・クラウン、トヨタ・カローラ、トヨタ・プリウス等におけるトヨタという社名は、ブラントになる。

TVCM等で「故障したトヨタを見たことがあるかい?」のように使われる。

一方のマルチブランドは、トヨタと、レクサスのように、個々に独立したブランドのこと。マルチ・ブランドを、ドライバー(購入意思を決定する)ブランドと、エンドーサー(保証された)ブランドに分け、ブランド間のシナジー効果を高めること。

レクサスの場合、トヨタのマスターブランド名こそ付かないものの、トヨタが作った(保証されたし)ブランドであるため、レクサスのブランドイメージと相まって、シナジー(相乗)効果が高まる。

エンドーサー・ブランド endorser brand

ブランドの品質を保証するブランド。 松坂牛がエンドーサー・ブランドとすれば、松坂牛のA牧場という所有者名がドライバー・ブランド。A牧場の食用牛肉や牛乳やバターやチーズが製品(群)ブランド。食用牛肉の製品ブランドのうち、ロース肉、スネ肉がファミリーブランド。

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