新しい事業を作るにはマーケティングというやり方があります
そのマーケティングを、座って学ぶ座学の勉強ではなく、現場仕込みのマーケティングによって取り入れ、売れる商品や、新規事業を開発するのが、現場型の
マーケティングRDP
です(新規事業と、新商品開発が、厳密には、別であることは、ご存じの通りです)。
マーケティングは情報戦(リサーチ)から始まる
現場で動くためのマーケティング業務フローは、リサーチに始まり、リサーチに終わります。
アイデアから始めるという説もありますが(確かに、発明はアイデアが重要ですが)、筆者が唱えるマーケティング業務フローでは、調べまくることで、情報を集める「情報戦」から始めます。
自社でマーケティングリサーチする
市場の有無や、動向は、新聞、テレビ、雑誌、国や当該機関の統計、調査会社が販売している調査レポート等のオープン・データで調べることができます。
定性調査は、既存の利害関係者へ聞くヒアリングから始めます。
インターネットで調べる
昔と違って、今では、インターネットで調べることができます。
が、個人発の情報は、複数人による校閲が入りませんから、事実かどうか、精査する必要があります。ウィキペディアを事実校に使わない出版社さえあるくらいです。
マーケティングリサーチ会社へ依頼する
経費はかかりますが、リサーチの設計から分析まで、プロがやってくれます。
全体的な傾向を知る調査(定量調査)や、重回帰のような専門的に分析したい調査に向いています。
リサーチは、足で聞く。座って得られる情報には限界があります。利害関係者へ訊ねるところから始めましょう。
リサーチの次は、プランニング
リサーチの次は、分析。そして、新事業や新商品の企画です。
リサーチで集めた情報を、商品化し、試作品を作ります。
プランニングの次は、市場導入
プランニングの次は、市場導入の準備に入ります。ここまでで、売れない危険性を排除します
市場導入の次は、プロモーション
市場導入した後は、プロモーションになります。既存事業(既存商品)の場合、ここに経営資源を集中させますので、プロモーションとマーケティングが、混同されやすくなります。
マーケティング業務フローは現場仕込み
現場型のマーケティング業務フローは、筆者が(1,000件を超える様々なマーケティングの現場の中から)開発した独自のプロセスです。
教科書的には、SWOT分析から始まり、アフターサービスに終わる…という専門家もいれば、3CやPEST分析に始まり、PDCAサイクルに終わる…という専門家もいます。
教科書的なマーケティングとの違いは何ですか?
教科書で、学んでから使うマーケティングではなく、現場で、使いながら身に付けていくマーケティングです。
マーケティングの大家が提唱した理論(4P'sやSTP)から順に学ぶのであれば学習が向いていますし、結果を重視するならば、現場重視のマーケティングRDPが向いています。
定量リサーチと、既存客へのヒアリングだけで充分ですか?
不充分です。
知りたいことを知っているであろう見知らぬキーマンからの聞き取り調査が欠かせません。
定性調査は、聞き取るテクニックよりも、キーマンを探して会うほうが重要(大変)です。
どうすれば、そのキーマンから、話を聴けますか?
自社の人脈の中で探すか、人脈が豊富な企業(大手コンサルティング会社など)へ依頼して下さい。
そうでなければ、マーケティング業務フロー独自のR&S(リサーチ&セリング)を繰り返して聞き取りましょう。
R&S(リサーチ&セリング)とは?
その名の通り「調べて売る」調査営業です(マーケティング業務フローを開発した弊社代表が、1,000件を超えるマーケティング現場の実務の中から編み出した方法です)
マーケティングフローは、どんな企業に向いていますか?
マーケティング部がない企業や、マーケティング部を新設したい企業に向いています。
マーケティングの期間は?
一年間です。なぜなら、企業は、単年度で予算を立てるからです。
マーケティングに精通したチームがいれば、最短で一年以内に新商品(新事業)を市場導入できます。(飲食のような関与度の低い商品を除きます)
マーケティングを知っている社員がいなければ?
マーケティング担当者(マーケターといいます)を、採用するか、育成して下さい。
マーケッターの育成に、どれくらい、かかりますか?
マーケティングの、基礎中の基礎を学ぶだけなら、一回2時間もあれば充分です。
より詳しく知るには、半年~1年くらい。できるようになるには、一年以上、実際に動いてみる経験が必要です。
マーケッターは一人で充分ですか?
人数や、組織形態は、企業や商材によって様々です。
大メーカーのように、複数のマーケッターが職務を分掌しているチーム制もありますし、職人出身の社長が、一人で、研究開発(R&D)から売り込みまでを兼ねている小企業もあります。
商品開発のプロセスを教えて下さい
(飲食店のメニューといえば想像しやすいでしょうか)関与度の低いBtoC向けの商品は、大々的にリサーチせず、社内で商品開発し、市場導入させる企業が多いようです。
一方、マーケティング部と開発部門がイコールの企業もありますし、製薬メーカーのように研究機関を分離している国際的な巨大企業もあります。
要するに、商品開発の教科書的なプロセスはあれども、各業界、ひいては、各企業によって異なるのが現実です。
誰が、何してくれますか?
マーケティング担当者(=マーケター)が、最初から最後まで進行します。
それぞれのプロセス(調査・商品開発・市場導入etc.)を、マーケターが、一人で背負う企業もありますし、プロデューサーのように、チーム内や外部スタッフへ振り分ける企業もあります。
もしも、外部のマーケティング・コンサルタントを招いている場合は、そのプロの指導のもと、実務を進めて下さい。
マーケティングを習う費用は?
マーケティングを教える研修会社を検索してみて下さい。沢山あります。
商品開発の名で、マーケティングのフレームワークを教える会社も沢山あります。
どんな企業に向いていますか?
売り上げを伸ばしたい
新しい事業や商品を開発したい、
マーケティング部はないけれども、マーケティングを取り入れたい、
マーケティング部を新設したい
という企業に向いています。(マーケティングがルーティンになる前の企業に向いています)マーケティングフを取り入れるメリットは?
- 失敗の危険性を減らし、成功の可能性を高めます。
- 新商品や新事業によって、新しい売上が増えます。
- 「やり方」は、無形の財産になります。
やり方(マーケティング)を知らずに、新規の事業や、独立に失敗し、多額の負債を背負う経営者、倒産するベンチャーが後を絶ちませんけれども、やり方(マーケティング)さえ知っていれば、その危険性を回避でき、新事業を立ち上げることができます。
その「やり方(マーケティング)」が、ここ(マーケティングRDP)にあります。
[完]