- 売る側(企業や店舗)の視点と
- 買う側(顧客や見込み客)の視点
- 前者を、マーケティングの4P(ふぉーぴー。4P's)
- 後者を、4C(ふぉーしー。4C's)
といい、とらえどころのないくらい幅広い商売の仕組み(=マーケティング)を、わずか4つに分類した考え方(フレームワーク)です。
マーケティングの4P(ふぉーぴー)とは
- 製品(Product)
- 価格(Price)
- 流通(Place)
- プロモーション(Promotion)
の4つの頭文字Pをつなげた分類で、エドモンド・J・マッカシー教授が唱えました。
マーケティングの4C(ふぉーしー)とは
- 顧客にとっての価値(Customer Value)
- 顧客にとってのコスト(Cost to the Customer)
- 買いやすさ(Convenience)
- コミュニケーション(Communication)
ラウターボーン(ローターボーン)教授は、マッカーシー教授が唱えた4P(売り視点)を、4C(買い視点)へ転換しました。
※
4Cが現れたため、その対極として、それまで、売り視点ではなかった4Pが、売り視点に位置するようになったのでしょう。
4P(供給側からの視点)を4C(需要側からの視点)へ転換させた発想は素晴らしいのですが、なぜかしら今でもマーケティングといえば4Pが一般的で、マーケティング戦略の代表格になっています。
売る側(マーケティングを使う側)が、売る側の立場で考えやすいから、4P'sなんでしょうね。
以上がマーケティングの4P's(フォーピーズ)と4C's(フォーシーズ)です。