農林水(農業型・林業型・漁業型)3つのタイプ別営業戦略

営業戦略

営業マン
営業戦略には、農林水、3つのタイプがあります。農林水とは、農業型・林業型・漁業型のことで、

1.農業型の営業戦略

種をまき、作物を育て、収穫期が来たら刈り取る農業のように、いきなり売るのみならず、売れる時を見計らって、毎年のように刈り取りを繰り返す営業戦略。付加価値マーケティングの接触営業戦略や、トップセールスと呼ばれる人たちの営業戦略が、このタイプ。

2.林業型の営業戦略

山の幸が実っている山林を求めて探し回る猟師のように、飛び込み営業やTELアポ営業等の人海戦術で、新規の顧客を中心に開拓し続けるか、あるいは、放っておいても自然と実る山林のみ再訪する営業戦略。ほとんどの企業が、このタイプ。

3.漁業型の営業戦略

船から網を投げて一網打尽にするように、テレビCMや新聞広告等で一挙に告知し、大量に反応を得る営業戦略。予算が豊富な企業向き。これら3タイプの中で、

新卒一年目でも出来る営業戦略が農業型

です。なぜなら、名刺を増やすことのみ専念すればいいからです。「いいや、テレアポや、飛び込みだって、新卒一年目から出来るだろう」と、先天的にセールスの才能がある営業マンや、後天的に(経験や勉強で)セールスの才能を伸ばした営業マンからは反論があるでしょう。確かに、先天的な適性があれば、アルバイトでも出来ます。実際、シロウトから始めるアルバイトのテレフォン・アポインター(電話をかけてアポイントを取る職業)が大勢いますし、学生のアルバイトの営業マンでも、飛び込みやテレアポでセールスして、好成績を挙げています。が、そんな

営業職の適性がある人たちは、ごく一部

で、テレアポにしろ、飛び込みにしろ、

  • 「自分が出来たからといって、他人も出来るとは限らない」
  • 「他人が出来たからといって、自分も出来るとは限らない」

のが真実ではありませんか?逆に、あなたが出来たことを、他人も出来るとしたら、あなたの価値は、いったい何でしょう?という話になりますよね。人には、得手不得手がありますから、最初は出来なくて当たり前ですし、どうしても出来ないことだって、あります。つまり「自分は出来た」けれども「他人は出来ないかも…」との懐疑から始めることで、

「では、どうやって、出来るように、伝えればいいのだろう?」

との模索が始まります。模索を突き詰めていくと、営業活動の場合、行き着くところ、やり方を理論で教える科学的な営業戦略が必要になります。あとは、新規営業の適性があるか?ないかの問題です。では、その営業戦略、教えられますか?教えられるとしたら、それは、どんな営業戦略ですか?

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