CPC(コスト・パー・コンバージョン)見込み客を集めて育てるシリーズ5-3

マーケティング

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CPC(コスト・パー・コンバージョン.cost per conversion)とは、反応(レスポンス)に対する転換率のこと。たとえば、資料請求が100件あったとして、そのうち1件が購入すれば、100分の1=1%。翻せば、1件の成約に、99件もの無駄な経費がかかったということ。パンフレット等の資料は元より、それを送る封筒一つとっても経費がかかっていることは、お分かりでしょう。これが無料サンプルとなると、もっと経費がかかります。サンプル用のパッケージまで作るとなると、さらに経費がかかります。サイズが大きければ送料も高まります。その無料サンプル(や資料請求)が問題で、純粋に、無料サンプルで試してみてから、購入を決めるために、応募するのが普通だと思ったら、あにはからんや。無料サンプル欲しさに応募してくる無料ファンが、少なからずいます。サンプル狙いの無料ファンなので、ハナから買う気なんぞサラサラありません。広告反応(無料サンプル申し込み)が多ければ多いほど、そうした無料ファンが続々と紛れ込んできます。お客さんを見下しているのではありませんよ?そうした事実を知っておいて、ちゃんと防衛しておかなければ、いくら利益が上がっても、販促費が湯水のように流れ出ていくという話です。それらに付き合って、バカ正直に無料サンプルを差し上げていると、湯水のように販促費(無料サンプル制作費)が消え失せます。ひどい無料ファンになると、何十回もサンプルを請求してきたり、住所が同じなのに名前が異なっていたりします。何人家族か、不思議になるほどです(笑)。そうした応募が、どれほど多いかというと、コンマ数%~20%もいます。これらは我利の無料ファンで、はじめから買う気はなく、もらえるだけもらおうとします。無料サンプルで試してから購入しようとする純粋な応募者も含め、サンプルを送って購入の申込書が返って来るのは通常10%以下でしょう。100人から無料サンプルの請求があって、買うのは、一人いるかどうか。商品によっては、1,000人に一人いるかどうかが現実です。むろん、商品や見せ方、キャンペーンの仕方によって転換率は異なります。化粧品通販などは、転換率(コスト・パー・コンバージョン)を高めるために、それはそれは、苦労していますからね。

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