マーケティングでいう関与度とは商品に対するお客様の関心の度合い
マーケティングでいうところの関与度とは、商品に対するお客様の関心の度合いで、
商売(取引)ですから、価格と、頻度で数値化
できます(x軸に価格。y軸に頻度)。
度がつかなければ、数字にしなくても構いませんが、数字が無ければ、定量分析しにくくなるのは、ご存じの通り。
x軸が価格なのは商取引だからで、価格が高いほど、関与度(関心)も高まるのは、高額ゆえに、お金を有意義に使いたい、損したくない思いますよね?その反対が「安物買いの銭失い」です。
1.価格が高く、頻度が低い
家や車など、関与度が高い商品。関与度は高いが、そう簡単に何度も買う商品ではないため、検討に、時間を要する商品。
2.価格が高く、頻度が高い
趣味や、投機や、仕入れ等、関与度が高い商品。関与度が高く、こだわるため、検討に時間を要する商品。
3.価格が低く、頻度が高い
飲料や弁当やトイレットペーパーのように、毎日使う(あるいは買う)関与度が低い商品。関与度が低いため、短時間で決断する商品。
4.価格が低く、頻度が低い
価値観に合わない(買わない、滅多に買わない、どうでもいい)関与度が低い商品。
ただし、経済的な価値と、
精神的な価値は分けて考える
必要があり、たとえば、思い出の品など、価格が低くても、精神的な価値が高ければ、関与度は高まります。
その逆に、ある人や団体にとって思い入れの深い高額品であっても、その精神を知らない他人にとっては、ゴミ同然ということがあります(ex.新婚旅行で買った100万円の〇〇だとしても、経年劣化してしまえば、単なる中古品)
まとめますと、価値観に照らし合わせ、関心があるかどうか、商品への関与を度数で表した数字が関与度です。
関与度を高める具体的施策は、AIDAの法則に従い、I(興味)を手厚くすること。売り込むのみならず、お客様の理解を深める施策を増やすこと