オズボーンのチェックリストで有名なアレックス フェイクニー オズボーン氏(広告代理店の副社長)が開発した発想法ですから、もちろん、広告代理店の企画会議に向いています。
ところが、本稿を書き起こすにあたって、ブレストを検索していたところ、
「ブレストは、意味がない」
「職場の人間関係が反映されるので、発言力がある人の意見ばかりで、発言力がない人は、何も言えない」
「言えば、やらされる。言わぬが花」
「奥ゆかしいのか、譲り合うのか、みんな黙りこくる。参加するだけ、時間の無駄」
のような否定的な意見を見かけましたが、それは、
・そういう(バイアスがかかっている)環境の職場では、無意味
であって、
・ブレストが、無意味
ではありません(苦笑)。誤解されたままでは、オズボーン氏も浮かばれないでしょうから、僭越ながら、氏に代わって、誤解を解きますと、
・ブレストに向くのは「複数」のアイデアが期待できる、単純な議題に対して
であって、
・Yesか?Noか?「一つ」の結論を決める複雑な議題は、ブレストに向かない
という性質があります。株主総会じゃないんだから(笑)
職場の人間関係を問う前に、ブレストを、正しく理解しておきましょう。
結論や、アイデアの質より、量を求めるミーティングが、ブレストです。