バイアス(bias)とは、偏りのこと。
ビジネスシーンでも、よく、「バイアスが、かかっている」(偏っている)といいますね?
「外回りは、男性の仕事だ」とか(= ジェンダー バイアス)、女性が外回りしたっていいですものね
女性の進出が目覚ましいにもかかわらず、外回りは男の仕事だなんて、偏った考え方だと思いませんか?
男女の差で仕事を決めつける考え方が偏っている証拠として、
- ヤクル〇レディや、生保の外交員は、昔から、女性が当たり前ですし、
- 今じゃ、クロネ〇ヤマトのセールスドライバーやタクシー運転手、ドボジョ(土木系女子)、トラガール(トラック運転手)まで、
女人禁制の土俵(大相撲の力士や行司)等を除いて、進出できる分野へ、進出すればいいんです。
その反対に、男性も、女性の領域へ入っていけばいいんです。ただし、男性の助産婦案は、患者(妊婦)さん達から猛反対されて、廃案になったそうですが。
バイアスをかけるという能動態
かかっているという無意識の状態とは反対に、かけるという能動態もあります。
平均年収のように、わざを平均値だけを取り上げて「アーだ、コーだ」と分析する場合は「バイアスを、かけている」といいます。
こうしたバイアス(偏り)を、
- ステレオタイプ(stereotype)
- スキーマ(schema)
と呼ぶこともあります。三者とも、先入観や、偏見と訳される場合がありますので、三者は、似て非なるものですので、整理しておきましょう。
1)のステレオタイプは、立体(stereo)音響のステレオやスピーカーを想起 しやすいかも知れませんが、
英語の同じスペルながら、活版印刷のステロ版(stereotype)が語源ですから、
社会学で、ステレオタイプというと
「AはBに決まっている」
というように、まるでステロ(鉛)版で印刷したような
- 型にはまった
- 紋切りの
- 先入観や偏見がある
没個性の見方や考え方、思い込み、固定概念を指します。