営業戦略は、いる?いらない?
営業活動には、向き・不向き(適性)があります。適性には、
- 生まれ持った先天的な才能(たとえば、初対面の相手へ気軽に話しかけられる等)
- 学習や経験で伸ばす後天的な職能
- 生理的に営業職は向かないけれども)他の職に適性がある場合
の3つがあります。
営業活動に向いている人は、先天的に営業職むきか、あるいは後天的に職能を身につけてきて、誰から教わるともなく独自の営業方法を持っていますから、いち営業マンとして活動するぶんには営業戦略など必要ありません。
[長所]
自己流の営業知識や、営業経験が豊富で、社外の対人関係を築くのが上手い人間通。売上目標への執着心が強く、営業成績も優秀。
[短所]
自らの営業方法や、営業知識が、暗黙知なので(わかっちゃいるけど体系化できないので)、後進への教導が困難。
このような知恵や工夫は、
1)付加価値戦略・相対顧客戦略・接触営業戦略の戦略ミックス=付加価値マーケティングを知り、
2)戦略→戦術→戦法へ落とし込んで考え、
3)行動(戦闘)し、
結果の検証を繰り返すだけで、いくらでも湧き出るようになります。なぜなら、
顧客は人。お客様という「人」に焦点をあて ≠ お客様は“神”様ではありません = 顧客戦略
人様の役に立つこと考え ≠ 人は商品を買うのではありません = 価値戦略
人様に喜ばれることをする ≠ 人間は現金支払機でありません = 接触戦略
以上の三戦略を四段階(戦略→戦術→戦法→戦闘)で繰り返す『三略四戦』が土台だからです
付加価値マーケティングには、業界も、売上規模も、勤務年数も、知識も、年齢も、才能も、無関係。
何度でも、何年でも、受注したければ、何度でも、何年でも、接触を欠かさず営業活動し続けるのみ。
必要なのは、何年でも、何度でも、続ける気があるかどうか?ただ一点。